インプラント治療の失敗・トラブルと対策

インプラント治療の失敗、トラブルはなぜ起きる?

歯医者のインプラント治療に関する失敗、トラブルが急増しています。
一説によれば、十分に研修を受けていない治療経験の浅い歯科医師が、失敗やトラブルを起こすケースが多いと言われています。
では、インプラント治療における失敗やトラブルには、どのような種類があるのでしょうか? これから、よくある7つのトラブルについて、ご説明します。

※ 当サロンでは開業以来25年間、インプラント治療を行っていますが、今までに大きなトラブルはありません。 しかし、失敗やトラブルがゼロではありません。 その為、たとえ小さくても失敗やトラブルが起きた時は、原因を十分に検証、対策し 「 安全で、安心なインプラント治療 」 を提供できるよう心がけています。

知っておきたい7つの失敗、トラブル原因

1.歯科医師の説明不足
インプラント治療の説明不足

インプラント治療は外科処置が必要ですし、高額な治療費がかかることが多いため、事前に十分な説明を行わないと患者さんと歯医者の間でトラブルが起きやすくなります。

例えば、奥歯のインプラント治療では機能性を重視し、インプラント周囲炎を起こさないよう、上の歯を 「 ネジ止め式 」 にする治療法が増えています。
しかし、ネジ止め式にすると、上の歯が見える場所にネジ穴が見えてしまう ( 処置として、白いプラスティックでカバーしますが… ) ため、見た目が悪くなってしまうケースが多くあります。

また、骨結合する確率、炎症が起きる可能性などを十分に事前説明しておかないと、失敗やトラブルではない偶発症であっても、患者さんからの信頼は大きく低下し、クレームにつながりやすくなります。

インプラント治療の説明は、メリットばかりを話すのではなく 「 治療におけるデメリットやリスク、歯医者の成功率 」 などもしっかりと伝えておく必要があると、当サロンは考えています。

2.インプラント手術の失敗、トラブル
インプラント治療のCT撮影

インプラント治療において血管や神経を損傷する失敗は、事故を防ぐ準備を万全にしておく必要があります。 血管の損傷は、命に大きな影響を与える場合があるので、絶対に事故を起こさないよう慎重に慎重を重ねて進めていく必要があります。

血管や神経の損傷を防ぐには事前にCT撮影を必ずして、しっかりとした診断をするだけでなく、可能であれば 「 ガイド 」 と呼ばれる、位置を決める器具を使って手術することが望まれます。

また、失敗ではなく 「 偶発症による手術後の内出血、ひどい腫れが出る場合 」 もあります。 この様な事例も、患者さんへ事前説明しておくことが大切になります。

3.骨結合しない ( オステオインテグレーション ) 失敗、トラブル
インプラントで骨結合しない失敗・トラブル

しっかりと植えたはずのインプラントであっても、上顎の1次手術をしてから 「 4~6ヶ月 」、下顎で 「 2~3ヶ月 」 、2次手術をした段階で、まれに骨結合が得られず、インプラント除去をしないといけない場合があります。 その確率は上顎で 「 10%弱 」、下顎で 「 5%弱 」 とけっして低い確率ではありません。

骨結合しない原因は、手術時の温度上昇による骨の火傷や、術後の感染などと言われていますが、歯科医がどれほど完璧だと思える手術をおこなっても、稀に骨結合が得られない場合があります。

もし、骨結合しなかった場合は、インプラント除去をしてから、骨の治りを待ち、インプラントを再埋入する処置を行います。 再度の手術費用はかかりませんが、手術を再度うけてもらう必要がありますし、治療期間が長くなってしまうデメリットが生じます。

4.インプラントの位置の失敗

インプラントの位置による失敗は、前歯と奥歯で異なります。
前歯の場合、適切なポジションにインプラントを埋入しないと、最終的な上部構造や上に入れる歯のセラミックが審美的に綺麗に入らない事があります。 最悪の場合、インプラントを除去し、新たに適切な位置へ再埋入することになります。

奥歯の場合、骨のある場所にインプラントが入れてあるだけで、咬み合わせの位置が悪く、うまく咬めない事があります。 下顎のインプラントでは、内側すぎる場所にインプラントが入れられており、舌の動きを著しく阻害してしまっているケースもあります。 この様な状況の場合、残念ながらインプラントを除去して、適切な位置に入れなおす必要があります。

当サロンでは最近、他院で行われたインプラント治療の 「 リカバリー ( 再治療 ) 」 をするケースが増えています。

5.歯ぐきのトラブル

歯ぐきのトラブルも前歯と奥歯では違ってきます。

前歯の場合、インプラントを入れた時は綺麗なのですが、数年たってから、前歯のインプラントの根っこ部分である歯ぐきが退縮してしまう事があります。 その場合、メタルが露出し、見た目がとても悪くなってしまいます。
特に歯肉が薄い方に起こりやすいトラブルです。 その様な方は、事前に歯肉を増やす処置を行い、その様なトラブルを 防ぐことが必要です。
退縮後に、歯肉を移植することもありますが 「 インプラント周囲への歯肉移植の成功率はかなり低い 」 と言われています。

奥歯においても、インプラント周りにしっかりした歯ぐきがないと、歯磨きがしにくく、汚れが溜まりやすくなることでインプラント周囲炎を引き起こしやすくなると報告されています。

6.上に入れる歯の失敗、トラブル
インプラントの上に入れる歯の失敗・トラブル

インプラントの上に入れる歯のことを 「 上部構造 」 と呼びますが、この上部構造のトラブルがとても多いのです。
ある論文では、50%近いトラブルが起こったと報告されています。

具体的なトラブルとしては、上部構造の 「 セラミックのチッピング( 一部が欠ける ) 」 「 セラミックが完全に割れる 」 「 上の歯が外れる 」 「 アバットメントと言われるネジのゆるみ 」 「 インプラントの歯と天然歯の間が数年で開いてくる 」 など。

インプラントは、インプラント体と、アバットメント( 真ん中の中間構造体 )、上部構造の3つのパーツからできています。 そして、インプラントに過剰な力が加わらないよう安全装置として 「 アバットメントのネジがゆるんだり、上の歯が脱離する 」 ことを、患者さんに事前説明をしておく必要があります。

7.インプラント周囲炎によるトラブル

最近、世界中のインプラント学会で、多く報告されているのが 「 インプラント周囲炎によるトラブル 」 です。
インプラントはチタン製なので、インプラント自体は虫歯になりませんが、インプラント周囲炎と呼ばれる、歯周病のような症状を起こすことがあります。 進行してしまうと、インプラント除去をして再埋入しなくてはならない場合もあります。

インプラント周囲炎は 「 歯周病がある方、喫煙者、お手入れがあまりできない方 」 に起きやすいと報告されています。 中には、術後6~7年経過してから急に起きる場合もあるので、インプラント治療を受けた後は、定期的なメンテナンスを必ず受けましょう!

インプラントトラブルを避けるための心構え

歯の欠損に対して治療をおこなう歯医者が、最近はずいぶん増えてきました。
欠損治療は、外科手術を伴いますので 「 患者さんに十分な事前説明をし同意を得る事と、治療に踏み切る慎重さ 」 を必ず持ち合わせて頂きたいと思っています。

治療の成功とは 、患者様がインプラントを埋めてその上に人工歯を装着し終わった時に痛みや腫れがなく、しっかり噛む事ができ、患者様が満足された状態だと思います。
そして、よく噛める状態になった歯を、なるべく長期間保つことが歯科医師の使命だと思っています。

そのためには、治療前の十分な説明はもちろん、治療後の定期的なメンテナンスをしっかり受けてもらうことも、とても大切になります。
治療で失敗しないためにはまずは治療に対する十分な理解が必要です。

ここで、改めて基本的な治療についての説明をいたします。

失敗・トラブル

インプラント治療とは、歯を支える歯槽骨に、チタン製の人工歯根を埋入し、骨と結合した後に自分の歯の様に、固定式の歯を入れてしっかりと噛めるようにする治療法です。 この治療法は、以下のように3段階の治療から成り立ちます。

 歯槽骨にインプラントを埋入する手術 ( 一次手術 )
 骨と結合した埋入インプラントの頭を出す手術 ( ニ次手術 )
 インプラントに冠(歯)を接続する処置 ( 上部構造装着 )

インプラント治療で知っておきたい4つの知識

 手術に関しては、局所麻酔を行い、歯肉を切開して歯槽骨に専用のドリルを使用して穴を開けてゆきます。
歯槽骨の状態によっては骨補填剤を使用する場合もあります。
特別なガイドを使用する場合は、歯肉の切開は行いません。

 手術後、約1週間から10日で抜糸を行います。必要があれば翌日消毒に来て頂きます。

 手術後は、手術した部位に腫れや痛みがでますが、通常4~7日で鎮静します。
まれに、内出血や、一時的なしびれが出る場合もあります。

 生着率は90~95%程度といわれています。
もし生着しなかった場合には、インプラント体の除去を行い可能なら再埋入を行います。
通常再埋入は、骨の再生を約1~4ヶ月程度待ってから行います。
再埋入に伴う費用は医院で負担しますが、お薬の代金・再診料や検査料などは患者様に負担していただく場合があります。

インプラント治療をお考えの方に、まず知ってもらいたい事をご説明します。
インプラントは 「 オステオインテグレーション 」 と呼ばれる、骨との結合を得ることができれば、長期にわたって、良好な経過を示す素晴らしい治療法ですが、初期の段階で骨と結合しないケースがあります。

上記のように上顎で90%、下顎で生着率は、95%と言われています。 95%と言う数字は私たちが100本のインプラントを入れると、5本はうまく行かないで除去しないといけないことを示しています。

うまく行かない理由は様々ですが、インプラントを埋入する場合に、熱を与えすぎてしまって 骨が壊死を起こす場合や、
術後に細菌の感染を起こす場合が多いです。

技術や経験の高いインプラント専門医であっても、医療の世界ですから成功率100%を保ちつづけることはかぎりなく難しいと言えます。 100%の成功率を唱っている歯医者はのデータは本当に正しいのでしょうか?

当院のインプラント治療本数は2,525本になります。 ※ 2017年3月1日現在

高い治療成功率とはいえ、インプラント埋入できなかったケースも少なからず起きています。 インプラントの埋入に失敗した場合、ほとんどのケースでは、日を改めてからの再埋入によりうまくいきましたが、残り2件のケースでは、インプラントをあきらめて、入れ歯になりました。

また、インプラント治療でもう一つの高いリスクが 「 神経の損傷 」 です。 下顎の骨の中に通っている神経を、インプラント治療の時に誤って傷つけてしまうと、しびれ等の症状が残る場合があります。 しびれは、軽度のものであれば、数ヶ月で回復することもありますが、重症の場合は、長期間麻痺が残ることもあります。

この神経の損傷は、術前にCTと言う検査をすることで、ほとんど防止することが可能になっていますし、幸いなことに、当院では過去1例も神経の損傷のケースは出ていませんが、人間が行う行為ですから、今後100%の安全とは言い切れません。

このように、インプラント治療には、大なり小なり必ず外科処置を伴いますのでリスクがあるということを、事前に十分に認識して下さい。

インプラントのメリット・デメリット

あなたが受けようとしているインプラント治療の内容を、あなた自身が事前に十分知っておくべきなのです。

歯がなくなった場合に、選択する他の治療法の入れ歯、ブリッジにも、様々なメリット、デメリット、そしてリスクももちろんあります。

入れ歯やブリッジと比べて、インプラント治療が、機能面、審美面においてメリットが多いため、最新の歯科医療として、インプラント治療が定着していることも事実です。

そのような、現在の歯科におけるインプラント治療の状況を、事前に知識として頭に置き、その認識から、互いに承諾して、患者様とインプラント治療を行う歯科医師の間の相互の信頼関係と正しい技術が、インプラント治療の成功率を、より高めていくことになると思っています。

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